ガ キ   side 卍丸

 

そんなワケで俺は朝までカブキと過ごしてしまった。

 

朝、目が覚めて、ああやってしまった、黙って一晩家を空けて

母ちゃんに何て言い訳しようと、布団の中で頭を抱えていたら

カブキが俺をガッチリ抱きながら

どうせ手前は白川村に帰ったら、面も見せねえし便りも寄越さねえんだろう

だからこのまま帰さねえとか、

でなけりゃ俺もめんどくせえから、もう京都に帰らねえとか言い出した。

そんな事どだい無理なのは判りきってるから、きっと枕ばなしなんだろう、

でも夢みたいな話だな、と甘さと切なさが入り混じった気持ちで聞いていたら

どうもカブキは本気らしいと判り俺は大いに慌ててとりなした。

カブキは散々ごねた後、俺がこれからはもっと京に顔を出すって事で

いかにも渋々と言った感じで了解した。

 

なあ、誰か教えて欲しいんだけど

 

俺ってホントにカブキよりガキなのかなあ?

(ホントはカブキは全部計算済みで、俺がまんまとそれに乗せられたんだとしたら悔しい)

 

 

2008.8.8

バカップル万歳!
ここまでお付き合いいただきまして、本当にありがとうございました。
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